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遠距離恋愛 [小説]

翔太から久しぶりに連絡があった。
「愛~元気…?」
「翔太…」
久しぶりの翔太の優しい声に愛は、
今までの寂しさが募って泣き出してしまった。

「愛‥?どうしたの‥?」
翔太は、びっくりしたように聞いていた。
「ごめんね…翔太の声聞いたら、悲しくなっちゃった…」
「愛~ごめんね…会えなくて…」
「ううん…声聞けて嬉しい…」

「愛~愛してるよ…」
「翔太‥私も愛してる…」
2人の会話が止まってしまった。

いつ会えるの?と言ってはいけない言葉‥
会える約束も出来ずに、ただ彼の言葉を待っていた。

沈黙が続く中、愛が話し出す。
「そっちは寒いでしょう?」
「うん。雪降ってるよ…」
「風邪引かないようにね。
こっちも最近は寒いよ…笑」
「愛も風邪引かないように…」

たわいのない会話しか出来なかった。
いつ会えるのかわからない私達。

忙しい彼に”会いたい…”と言えない辛さ。
私達の考えもしなかった遠距離恋愛のはじまりだった…

翔太が、お父さんの具合が悪くなって
実家に帰ってから1ヶ月が過ぎようとしていた。

今までの時間の空いた時、
いつでも会えていたことがうそのように、
彼と会えなくなってしまった。

”明日会いに行くよ…”
彼の元気な嬉しそうな声を聞くことはもうない…

辛く寂しい毎日を送りながら、
翔太との会話を思い出していた。

「愛~毎日電話するね。」
沈黙の中で、翔太が口を開いた。
「うん。翔太ありがとう。」
「会えないから‥
せめて愛の声だけでも聞きたいよ‥」
「私も聞きたい‥」

会えないから、せめて毎日でも声を聞きたい…
と言ってくれた翔太の言葉が嬉しかった。

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